2005/08 NO.02 きいちニュース
2005/08 NO.02 きいちニュース
東京福生市前市議会議員の奥富喜一の活動報告
・「福生市民九条の会」(仮称) 設立準備会が開かれました
八月十九日に、第一回目の「九条の会」準備会が開かれました。 私も、準備会世話人の一人として、
この間微力を尽くしてきましたが、最近のきな臭い世相の中、多くの方が呼びかけ人として、
又、賛同者として参加していただいて、大きく運動を発展させたいと願っています。
次回は九月十四日(水)、ひとまわり多くの方に集まって頂き、設立総会を大きく成功出来るよう、準備を急ぎたいと思います。
・原水爆禁止国民平和大行進
ことしは、戦後六十年を迎え、大きな節目の年として、特別な思いで取り組まれた方も多かったと思います。
原水爆禁止国民平和大行進西多摩実行委員会も、平和行進を取り組んでから今年で十二回目を迎えました。
私も例年に従って、副実行委員長として、福生の行進に参加させて頂きました。 これに先だって何回かにわたり、
福生の駅頭などで、平和署名のとりくみを、様々な団体の方々と一緒に取り組ませて頂きました。
大人より、小中学生や、高校生の中に、真剣に話を聞いてくれ、署名に応じてくれる人が多く、
何としてもこの若い人たちの未来を守るため、平和を絶対に守らなければと改めて決意を固めました
・最近の生活相談から
私が受ける生活相談の内容が、ここしばらく傾向が変わってきました。 去年までは、多重債務、生活保護など、
本人の責任も多く含まれる相談が圧倒的に多かったのですが、ここに来て老齢化に伴う、
諸症状から来る様々な悩みと医療費問題。離婚問題。裁判等紛争の長期化に関連しての悩み。不況を映して、賃貸人では無く、
大家さんの方が長期滞納を許してきたが、さすがに一年半も滞納されて往生したなど、
善意の債権者を悩ませる深刻な問題が寄せられています。
小泉自民党、公明党の生活破壊、景気破壊に改めて強い憤りを感じています。
いま政治を変えるチャンスです。日本共産党にお力を、お貸し下さい。
・大企業だけ 大もうけのからくり
「景気が悪くても良くても、大企業はひたすらもうけられる。そうした条件をつくりだしたのが小泉『構造改革』だった」
というのは「暮らしと経済研究室」主宰の山家悠紀夫さん(前神戸大学教授、元第一勧銀総研専務理事)。
山家さんの試算によると、二〇〇四年度と小泉内閣発足直前の二〇〇〇年度を比べると、家計部門の所得は十八兆円減少
(雇用者報酬十二兆円減、財産所得六兆円減)する一方、企業部門の所得は十二兆円増えています。
国民所得が全体で約六兆円減るなかで、家計部門から企業部門に所得が大幅に移転しています。 大企業のリストラを応援し、
労働規制をいっそう緩和することなどによって、正社員を減らし、非正規社員を増やし人件費を抑えることで、
大企業が高収益をあげる環境をつくる―小泉「改革」のもとで、トヨタ自動車などが空前の大もうけをしても、庶民は「景気回復」
を実感できないカラクリがここにあると山家さんは指摘します。 (二00五年八月十三日付赤旗三面より)
・日本企業の税・社会保障負担 日本の企業が税・社会保障費用を負担する割合は、
ヨーロッパ諸国の五割から八割にすぎないことが、政府側が発表した資料で分かりました。
この資料は、経済産業省の「経済社会の持続的発展のための企業税制改革に関する研究会」(経済産業政策局長の私的勉強会)
に二十三日、提出されたものです。 企業の公的負担(法人所得税負担と社会保険料事業主負担)を対名目GDP(国内総生産)
比で見ると、日本の場合は七.六%(二〇〇一年)にすぎません。
これにたいしてドイツは九.一%、イタリアは十一.七%、フランスは十四.0%となっています。
財界は法人課税のさらなる減税や社会保険料の軽減を求める一万、社会保障財源づくりを口実に消費税率の引き上げを求めています。
・青空一家の 総選挙わくわくトーク
青空家の虹子さんは、友人の江美さんに電話をかけました。
江美さんは八十歳になる義父の面倒をみています。
虹子 お久しぶりね。みなさんお元気?
江実 ええ、元気よ。
虹子 よかった。あのね、こんど総選挙があるでしょう。
あなたに共産党の考えをぜひ聞いてほしいと思って。
江実 ああ、テレビでもいろいろ騒いでるわね。
虹子 首相は「改革を止めるな」って叫んでるわ。 だけど、ちょっと思い出してみて。
小泉首相になってからの四年間、何かいいことあった?
江実 そうね…。何かあったかしら。
虹子「いいこと」どころか、「痛み」ばかりだったと思わない? まず二〇〇二年には医療費が改悪されたでしょう。
江美 そうそう。サラリーマン本人が三割負担になって、おじいちゃんの窓口負担も、それまで回ごと、
月ごとに上限があったのが一割負担になった。
「いくらかかるかわからず病院に行くのがこわい」ってこぼしてたわ。
虹子 去年の年金改悪で、保険料は毎年上がり、もらえる年金の水準は下がることになった。
江美 国民には評判が悪かったわね。
虹子 そして今年は介護保険の改悪。特養ホームなどに入っている人からホテルコストといって食費と居住費を全額とりたてるの。
江美 訪問介護の家事サービスを減らすという話もあったわね。
虹子 この前の国会で自民、公明に民主党も賛成して決めちゃった。
江美 改めて振り返ると、社会保障がずいぶん悪くされちゃったのね。
虹子 中小企業の経営者の自殺は年間四千人ですって。 心が痛むわ。小泉さんの「構造改革」で、
銀行の貸し渋りがひどくなった影響よ。
江美 小泉さんは「痛みに耐えれば明日はよくなる」といってたけど。
虹子 その「明日」に見えてきたのが大増税。政府は控除を廃止・縮小するサラリーマン増税まで計画してるのよ。
二〇〇七年には消費税の増税がいわれているし、それぞれ十二兆円、あわせて二十四兆円よ。
江美 わあー、寒気がしてくる。
虹子 ねえ、知っている? この小泉「改革」で羽振りがよくなったのが財界・大企業なの。
小泉さんがよくいう「官から民へ」の「民」は、私たち国民のことではなくて民間大企業の「民」なのよ。 郵政民営化も、
郵貯や簡保を「自分たちの商売のジャマだからなくせ」という銀行や生命保険会社の要求にこたえようというわけ。
江美 でも、民営化したほうが税金のムダがなくなるんじゃない?
虹子 郵便局は独立採算制で税金は一円も使われていないのよ。
江美 それは知らなかったわ。
虹子 その郵便局の民営化というのは、銀行みたいにするってことよ。いま、銀行はどう?手数料は高いし「公的資金」といって
税金もがっぽりつぎ込まれてるでしょ。あんなことになるのでは、
民営化は国民にとって百害あって一利なしよ。
江美 いろいろ思い出したら腹が立ってきたわ。小泉さんは早くやめさせなきゃいけないわね。そのためには政権交代かしら。
虹子 マスコミは自民、民主の「二大政党の対決」をあおってるけど、
民主党は小泉首相の痛み押しつけの政治に対決する立場じゃないのよ。
江美 そういえば、介護保険の改悪に賛成したっていってたわね。
虹子 税金の控除廃止や消費税の増税も掲げてるのよ。 それになにより代表の岡田さん自身が、「自民党とまったく違う政策はない」といってる。
同じレールで「構造改革」を競い合ってるのよ。
江美 でも、小泉さんの暴走にはストップをかけたいわ。
虹子 その一番確実な力は、与党の間違った政治にきっぱりと反対して、国民の声を国会に届ける「たしかな野党」、
日本共産党を伸ばすことよ。そうすれば、
政治は間違いなくいい方向に変わるわ。
正美 でも、なかなか当選しないでしょ。
虹子 そんなことないわよ。今度の選挙では、小選挙区と比例の二つの投票があるの。とくに政党名を書いて投票する比例は、
日本中どこでも、共産党へのすべての票が議席に結びつくのよ。
江美 わかったわ。応援するから、がんばってね。
(2005.8.26付赤旗三面より)
以下のファイルを開くと、上記が印刷物形式で見られます。写真もあります。
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