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2007年1月29日 (月)

2007/01 NO.12 きいちニュース

2007/01 NO.12 きいちニュース
東京都福生市前市議会議員の奥富喜一の活動報告

・福生駅前東口 時計塔の表示時刻改善
 福生駅前の時計は、市民をはじめ通勤、通学やお買い物客などにとって、便利な時刻表示となっています。
 あわせて駅前東口、西口はいわば福生の顔の役割を果たすところでもあります。
福生駅は西多摩の玄関口とも言われるように、東口は瑞穂町方面、産業道路沿い企業関係者、
横田基地関係者など。西口はあきる野市や日の出町方面のバス利用など。福生駅前西友などでのお買い物客と、
様々な市町村の方が、多く来られます。
また、横田基地関係者などを通じて、国際的な顔の役割も、果たしているところでもあります。
 いつも遅れたり、進んだりの時刻表示では、役に立たないばかりか大変不便であり、恥さらしにもなります。
こうした、市民のみなさまのご意見を、昨年十二月に市に伝え、十二月十八日に福生駅前東口の時計塔について、
時刻調整をしていただきました。
 現在、駅や公園の時計の管理は、市の職員が行っていますが、巡回などにより気づいたところを、
手作業で調整しているのが現状だそうです。
 正確な時刻を常に示す電波時計等は、以前は確かに高価で導入が難しかったわけですが、最近は大分安価で
導入が可能になってきていますので、特に、駅前の時計だけでも、可能であれば公園についても、
早急に電波時計等の導入を検討するように要請致しました。

・信号機設置の困難
 加美平団地一号棟、島田第一マンション近くの交差点が毎回怖い状況なので、
信号機を設置して欲しいとの要望に応えて市に、相談に行きました。
信号機設置は多額の費用が掛かること、希望が多いので設置が難しい事は衆知の事実ですが、自民・公明与党の
生活者に冷たい国・都の政治が、この間この問題でも深刻さをいっそう増大させていることが分かりました。
 市内での信号機設置希望が現在四十八ヶ所ほど出されていますが、平成十八年に福生市内についた信号は、
たった一ヶ所、十六号線第二ゲート前信号から福生市役所に向かう道と、わらつけ街道との交差するところに、
設置されただけです。

・緊急時に役立つ防災無線
 防災無線の声を隈無く市民の家庭に届けるのは難しい作業ですが、緊急時に市民の安全を確保するため、
どうしても必要な仕事です。
 無線塔直下の方にはうるさいと言われ、声が聞き取りにくいところからは、もう少し大きな声にと、
矛盾した要望の板挟みの中で、
難しい市民間の利害調整も図りながらのご苦労は大変かと思います。
 声が全く聞き取れないとの相談を受け、さっそく市の防災の窓口に行きました。 防災無線は現在四十局、
十九・二十年度で五十局に増加予定で、改善が進む予定とのこと、
聞き取りにくいところがあれば、申して下さいとのお話しでしたので、とりあえず要望地付近の、
調査・改善をお願いしてきました。

・市役所の対応に改善を!
先日、数年前に福生市に転入された六十七歳の市民の方から、生活相談を受けました。

 その方は十年余前、事業に失敗され、その上健康も害したため、いま定収が望めない状況にあること。
この為年金の掛け金の滞納完済が出来なく、支給時期を過ぎているのに、年金の支給を受けられずにお困りとのこと。
しかも、来月には年金の受給資格も失ってしまうことになる。何とかしたいが、方策はないだろうかとの相談でした。
保証人の確保が難しく、都の生活支援融資も難しい。状況からして、生活保護該当と判断して、
生活福祉課に相談に行くよう助言しました。
 私の紹介で、生活福祉課に出向いた方への対応は、きわめて不親切なものでした。
 生活福祉課に出向き、当座の生活資金が無いので貸してもらえないかと申し出をしたところ、
「車が有るんでしょう、車売れば良いでしょ」
「うちは、お金を貸すところじゃないから、福祉センターに行って下さい。」との受け答えだったそうです。
 
 その方が言うには、確かに納め先は福生市では無かったが、事業が順調の時には税金を沢山納めて来たのに、
何という仕打ちをするものかと、自分の置かれた状況を顧みる余裕も無く帰って来てしまったと、
怒りに震えたことのお話をされました。 この方の場合は、なんとか年金の滞納分の支払の見通しがついて、
大事には至らず解決できましたが、もう少し市民の立場に立って親身に、お話しを聞いてあげるべきではないかと思い、
生活福祉課に伺うことにしました。
 横の連絡を密にとるとか、市民のお話しを十分にお聞きし、対応策を取ることは確かに望ましいと認めます。
しかし相談者が、必ずしも正直に実態を話してくれないケースが多いこと、プライバシーの尊重で、
保護の申請が提出されてからでないと、個人の状況が明らかにならないため、親身に聞いてから、
融資に回すと、さんざん聞いたあげくに又同じ事を話させると、苦情に発展するケースや、
あれだけ沢山聞いたのに、申請出したら生活保護申請を却下されたと、
怒り狂う申請者もいるので、あまり申請行為前に、深く突っ込んで聞けない実情もあるとの説明でした。
 私は、沖縄のある自治体が、多重債務者救済に取り組んでいる事例を思い出しました。
そこでは、多重債務の問題解決のなかで、過払い請求などにより、サラ金からお金を取り戻し、
本人の生活救済を図るとともに、市税や国保の滞納を解決することが出来たなどの事例です。
 全部がそう美味く話が解決しないまでも、こういう施策が実行されてこそ、
市民のための市政と言えるのではないでしょうか?

・なんのための税金か
 福生市政は、一〇万円の緊急融資返済の焦げ付きが多いから、この制度を廃止しようと検討を始めているとも聞きます。
市内の公共施設利用者のための駐車場の、有料化を検討するとも聞いています。 市民の税金を有効に管理するとは、
市民に受益者負担だとなんでも押しつけたり、やたら節約につとめ、ため込めば良いというものでは無いはずです。
しかも実際には、自民党・公明党中心に促進したごみ焼却場建設では、必要より三倍近い施設建設費用をかけ、
いまその費用負担が市民に押し寄せています。
 さらに、国や都が持つべき、公立福生病院を肩代わりしたための、建設や維持、管理のための出費。
耐久性・利便性の問題があるにせよ市役所建設費用など、何十億円規模の巨額な出費を、
市民がこれから負担し続けなければならないのが実態です。
 このことから見れば、一〇万円の緊急融資の焦げ付き分の節約や、
公共施設利用者からの駐車料金の徴収という、受益者負担による増収策は、比較出来ないばかりか、
市民福祉の観点から見れば、天地の隔たりが有ります。
 国政・都政と、ともに福生市政でも、巨額のむだ遣いを促進し、市民福祉をどんどん後退させる自民党・公明党を
はじめとした日本共産党以外、オール与党の政治を、いまこそ変えるときです。

・日本共産党が発表 いっせい地方選挙基本政策の柱
○住民を痛みつける「オール与党」の悪政にたちむかい、自治体が「住民福祉の機関」
としての本来の役割を発揮するよう力をつくします○住民を痛みつけ、大企業呼び込みには大盤振る舞いの
「逆立ち」政治を正します
○「オール与党」政治の腐敗と堕落を正し、清潔で公正な自治体をめざします○国政による地方政治、
地域社会を破壊する攻撃を打ち破るために力をつくします○日本共産党のかけがえのない値打ち―この党を
もっと大きくして下さい。

以下のファイルを開くと、上記が印刷物形式で見られます。写真もあります。

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2007年1月25日 (木)

2007/01 NO.11 きいちニュース

2007/01 NO.11 きいちニュース
東京都福生市前市議会議員の奥富喜一の活動報告

あけましておめでとうございます。

 昨年は、自民党・公明党による所得税の定率減税半減、諸控除の廃止等により、
特に、お年寄りや子育て世代にとってきびしい一年でしたが、今年はさらに事務系労働者にも矛先が向けられ、
新年早々労働基準法改悪法案が上程され、場合よっては平均で百十四万円も
年収が減らされる事態にもなりかねません。日本共産党は、まじめに働く庶民や弱者市民の立場に立って、
今年も奮闘致します。
昨年現職の松山議員と福生市に提出した予算要望書の全文を紹介致しますので、参考にしてください。

福生市長 野沢久人 様
2007年度予算編成にあたっての要望書
2006年12月18日
日本共産党福生市議会議員 松山清
日本共産党前福生市議会議員 奥富喜一

「構造改革なくして景気回復なし」という前小泉内閣の政治姿勢のもとで、
「弱肉強食」の政治が進められ、格差と貧困が国民の中に広がっています。
 国は、「三位一体改革」と称して地方交付税の削減をすすめ、国庫補助金を切り捨てています。
また、一般財源化による税源移譲という新たな財政構造を推し進めていますが、
地方自治体にとっては確かな財政保障とはなりません。
そうした中にあっても、地方自治体としての責務である福祉・教育施策をはじめ、何よりも市民のくらしを
守る市政運営が強く求められています。
 私たちは「市政アンケート」で寄せられた市民の声を9月1日に要望書として提出しましたが、
次の項目についても来年度の予算で実施されることを
強く要望致します。

・市民のくらし、福祉、医療を充実するために
○ お年寄り家庭に生活支援手当を支給すること。
○ 小・中学生の医療費を無料にすること。
○ 私立幼椎園児に市の補助金を増額し父母負担を軽減すること。
○ 公立福生病院の医師の確保と診療内容を充実させること。
○ 国民健康保険税を、これ以上引き上げしないこと。
○ 介護保険の低所得者の保険料・利用料の負担を軽くすること。
○ 介護保険の市独自施策をさらに充実させること。
○ 地域包括支援センターは、利用を制限するために利用者に対し高圧的な態度を取らないこと。
○ 敬老金は節目支給ではなく、毎年支給を復活すること。
○ 高齢者用住宅の建設をさらにすすめること。
○ 保育料の引き上げをしないこと。
○ 生活資金貸付制度の限度額を大幅に引き上げ、保証人無しの貸付制度を設けること。
また借り入れ希望者が増えても対応できるように資金量を増やすこと。
○ 駅前自転車駐車場を無料にもどすこと。3ヶ月、6ヶ月の定期利用者への割引制度を実施すること。
○ 市民の下水道料金の値上げをしないこと。

・教育・文化・スポーツの発展と向上のために
○ 中学校のランチルームのランチに補助金を支給し、就学援助の適用をすること。
○ 30人学級を早期に実施すること。当面35人学級を市の責任で実施すること。
○ 修学旅行費や移動教室の補助金を大幅に増額すること。
○ 卒業アルバム作成の補助を増額すること。
○ 二学級以下の五,六年生の水泳指導時についても、補助要員  の配置をすること。   
○ 各小中学校に司書教諭を専任配置すること。
○ 子供達が自然に親しみながら学習・レクレーションが出来る水田や自然公園などの施設をつくること。
○ 市の公共施設の使用料を値上げしないこと。
○ 市内にスケートボードの施設をつくること。

・生活環境をととのえ、住み良いまちづくりのために
○ 市内循環バスを運行すること。
○ 市内業者の仕事づくりの点から市民が住宅のリフォーム等を市内業者で施工する場合、
工事費の5%(消費税分)相当の補助をすること。
○ 市内業者、近隣市町村業者は当分の間、電子申請が無くても入札登録・参加出来るよう配慮すること。
○ 家庭ゴミ収集袋の値段を下げること。不燃ゴミを毎週一回収集すること。
○ 交通安全対策を強化すること。(交差点を調査し、信号機の設置、カラー舗装など
○ 主要交差点に視覚障害者用の音声信号装置をつけること。
○ 公園の雑草の管理等を抜本的に改善し、常にきれいな公園のイメージを維持すること。
○ 福生駅前東口の時計をはじめとして、公共施設・公園等に設置された時計を電波時計に置き換えるなど、
常に正確な時間を表示させるよう努めること。特に福生駅前は福生の顔、
世界への顔の役割を果たしているところなので、早急に改善を急ぐこと。
○ 福生駅西口から保険センター間の道路幅員の確保を重点施策として取り組み、早急に整備を進めること。
○ 防災無線の声が全ての家庭に、隈無く届くよう改善を急ぐこと。
○ 市内に市営の斎場を建設すること。

・基地被害を防止し市民の安全をまもるために
○ 横田基地の全面返還を要求し、
少なくともこれ以上横田基地再編・強化を、絶対許さない態度を示し、積極的に運動を進めること。
○ 夜間のエンジンテストや飛行を禁止させるなど、基地被害をなくすこと。
○ 軍民共用化に反対をすること。
○ 十六号線西側の横田基地部分について、早期返還を要求していくこと。
○ 市内飲食街で行動する米軍人に、モラルを守るようにさせること。

・市民サービスのゆきとどく行政を
○ 消費税を公共料金に転嫁しないこと。
○ 受益者負担や市民サービスの低下をまねく「行政改革」をやめること。
○ 悪徳業者によるお年寄や障害者等をねらう犯罪から保護するために、敏速で分かり易い情報
提供に努めるなど、きめ細かな配慮のある施策を推進すること。
○ 多重債務者の滞納状況には特に親身に対応し、
過払い請求などの支援まで行い徴税の実を上げる努力もあわせて行うこと。
 以上

・残業代割増分払う 青年六人の労組結成が力
外食産業大手・ゼンショー(小川賢太郎社長)が、直営の牛井チェーン店「すき家」で働く全アルバイト従業員(約六千人)
の残業代割増分の不払いを法律通りに是正したことが九日、わかりました。是正は、昨年十一月分賃金(十二月振り込み)から。
労働組合・首都圏青年ユーオン(伊藤和巳委員長)が同日、厚生労働省内で会見して明らかにしました。
 労働基準法は一日八時間を超えて働かせた場合、会社が最低25%の割増賃金を支払う義務を定めています。ところが、
同店は月百七十五時間を超えた時だけ割増分を支払うという、違法な支給方法を続けていました。
 是正の力となったのは東京・渋谷の店舗で働く二十代のアルバイト従業員六人の「すき家ユニオン」結成です。
店舗改装を理由に解雇された労働者が首都圏青年ユニオンに加入するなかで、違法な残業代割増分の不払いが判明。
団体交渉で、解雇撤回とともに過去二年間の割増分の支払いを実現しています。
 昨年十一月には、「すき家ユニオン」結成を公表し、全従業員の違法な割増分賃金の不払いを是正させていくことを表明。
組合結成を知り、加入した仙台・横浜など同店アルバイト従業貝十数人が過去二年間の不払い分を請求しましたが、
会社は「請求根拠が明らかでない」として現在、支払いに応じていません。
 今回の是正について首都圏青年ユニオンの川添誠書記長は「たった六人でつくった労働組合が六千人の労働条件を改善させた。
明白な過去の残業代割増分の不払いを払わせ、店舗のつり銭不足をアルバイト従業員に支払わせるなど、
ゼンショーの違法経営体質を変え、安心して働ける職場にしていきたい」とのべました。
ゼンショー広報室は「変更したのではなく事務手続き上のミス。間違いがあれば誠実に対応し法律にのっとって支払う」
とコメントしています。(二〇〇七年一月十日赤旗日刊紙一面トップ記事)

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2006/12 NO.10 きいちニュース

2006/12 NO.10 きいちニュース
東京都福生市前市議会議員の奥富喜一の活動報告

・まだ効果を発揮しています
 私がみなさまの力で、七年半前に市議会に送り出して頂いた最初の一般質問が、
今も着々と形となって実現しつづけています。
 みなさん、グレーチングって、ご存知ですか?  排水溝の網状のフタのことです。
 当時赤旗日曜版読者の家庭の旦那さんが、前年の大雪の雪かきで屋根から転落、車イスの生活になってしまいました。
車をよけるため道路の端に寄ると、車イスの前輪がグレーチングの粗い目に丁度落ち込んで、
難儀をされる話しをお聞きしたのがきっかけでした。
最初の六月議会の一般質問にこれらを取り上げて、実現したのがグレーチングのフタの編み目の改善です。

・障害者対策についての部分
 バリアフリーということで喜ばれる施策を今回二つお尋ねいたします。
一つ目に、道路側溝のふた、グレーチングというそうですが、車いすでもスムーズに通行できるように改善していただきたい。
具体的に申しますと道路通行上、車などを避ける際に側溝のグレーチングの上に、車いすの前の部分にある小さい輪が
ちょうど乗る形になることが多いのです。このとき斜めに乗る場合は問題がないのですが、並行に乗ってしまうと
この輪が入り込んでしまうので、もう一段編み目が細かいグレーチングに交換してもらうことができないものか、お尋ねいたします。

・市長の答弁の一部
 障害者対策についての第一点目、道路側溝のふたを車いすでもスムーズに通行できるように改善をとのことでございますが、
御質問の内容は加美平二丁目地区を例に、道路の側溝の一部として約二〇メートル間隔に、いわゆるグレーチングと称される
鋼製の網ふたが設置されており、この上を車いすが通行する際にタイヤが挟まってしまうので改善をとのことでございます。 
このいわゆるグレーチングは道路上の雨水を雨水管に取り込むためのもので、市内の至るところに設置をいたしております。
今後は現地をよく確認させていただきますが、基本的には道路の改良等にあわせ、
また病院や公共施設等の周辺を優先的にし、よりよきものに改善できればと考えているところでございます。
なお、本年度におきまして東京都福祉のまちづくり条例に定める道路の現況調査を予定いたしておりますので、
この中でも調査項目として考慮してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いをいたしたいと存じます。

・このときのもう一つの質問も実現しつつあります
市長の答弁の一部
 今後もスロープの設置等につきましては公園の改良時点等にあわせバリアフリーの取り組み可能な公園から計画的に実施をいたしまして、
みんなが利用でき、そして使いやすい公園づくりを目指して努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

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