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2010年12月12日 (日)

2010.12.13No.22キイチニュース

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ワンコインサービスでの演奏環境について

福生市第4期総合計画
芸術・文化の振興施策の方向には、芸術・文化の振興を図るため、市民の芸術・文化活動の環境を充実させ、幅広い交流活動を推進します。そして、地域を誇りに思う「福生人」をはぐくんでいくことに努めます。

 最近、プロのピアノとプロクラスの歌を松林会館で聴くことの出来る機会があり、改めて日本の文化に対する支援が貧弱であること、こんなにすばらしい文化を沢山の方が持っているのに、宝の持ち腐れをさせられていることに、思いっきり気づかされました。

 プロクラスに達した方の発表、練習の機会が創りにくい。プロの方にも限られた方にしか聴いてもらえないという悩みがあります。
 先日、お話した60歳代のお方とのお話でも、年金生活に入った途端に、これまで都内に行っていた楽しみのコンサートを断念せざるを得ないこと、日本の文化に対する支援が少ないから、お芝居にしても、コンサートにしてもとても、年金収入だけでは無理、何とかできないものかとの話しになりました。福生市民会館でも、何千円ではなかなか行けない。気軽にワンコインで楽しめるようにはできないものか?

議会で一般質問しました。
 500円未満の徴収料金の場合は会場料、ピアノ、スポット照明など装置代等無料としたら、もっと気軽に多くの方に聴いてもらえるのではと問いました。
 プロやプロクラスの方に、レッスンを兼ねた演奏と言う断りつきでの、ワンコインコンサートを開いていただく方法です。プロの方にも実演同様思いっきり音を出し、聴衆の反応を直に取れるメリットがあります。聴衆はプロやプロクラスの音に、気軽に触れることが出来、お互いにメリットが出ます。こうしたことの繰り返しこそが本当の音楽のまちづくりに発展出来るのではないでしょうか?
 プロの演奏家、先生を業とされている方、またプロにもうちょっとのところ、例えば劇団四季などにあと一息と演劇家を目指しておられた方など、ピアノを始め管弦楽等の奏者、演劇家等の方に、衣装等最小限の実費程度を支払い、施設利用を無償で提供し500円程度の入場料で、気軽に市民は鑑賞させていただく、という企画はできないか?

回答 市民会館は指定管理者に管理運営を委託していますが、今年度でもクラッシック始め各種コンサートを企画、開催しています。
来年1月15日に開催しますニューイヤーコンサート「音楽のおくりもの」わいわいコンサートは子どもたちとクラッシックを楽しむ企画で、大人千円、3歳以上の子どもが五百円と安価なチケットになっています。出演者は東京芸術大学の卒業生を中心とした良質なアンサンブル。フルート奏者は教科書にも登場されている有名な方です。

 今後も、気軽に楽しめるコンサートの企画を指定管理者に要望していきます。
 公民館では、文化祭、音楽講座、音楽祭の開催のほか、大小さまざまな音楽祭を開催しています。そのつど「広報ふっさ」などで、お知らせしています。
 なお、社会教育関係団体がその活動としてコンサートを社会教育施設の集会場で開催する場合は、会場の使用料は減免になります。
 ピアノまたは電子ピアノ、スポット証明、オーディオ装置等は、申請いただいて無料使用できます。
 地域にお住まいの方など、演奏関係の方で、ご協力いただければ、可能な企画を検討していきます。

日ロ領土問題!

日本共産党の千島政策
 1969年に千島政策を発表して以来、日本の領土として、全千島列島と歯舞(はぼまい)諸島、色丹(しこたん)島の返還を求めてきました。
 党綱領でも「日本の歴史的領土である千島列島と歯舞諸島・色丹島の返還をめざす」と明記しています。

歴史的経過からみても当然の主張
 千島列島は、北端の占守(しゅむしゅ)から南端の国後(くなしり)までの諸島をさします。
 幕末から明治にかけての日ロ間の平和的な外交交渉では、全千島が日本の領土と確定されました。 それは、両国の国境を決めた二つの条約をみれば分かります。(地図参照)日ロ間の最初の条約は、「日魯通好条約(1855年)で、日ロ間の国境は択捉(えとろふ)島と得撫(うるっぷ)島との間におき、択捉以南は日本領、得撫以北はロシア領とし、樺太(からふと)を両国民の″雑居地″にするという内容でした。
 その後、「樺太・千島交換条約」(1875年)で、日本は樺太への権利を放棄し、その代わりに、得撫以北の北千島を日本に譲渡し、千島全体が日本に属することで合意しました。その後、日露戦争で日本は樺太南部を奪いましたが、全千島が日本の領土であるこ         とは、第2次世界大戦の時期まで国際的に問題になったことはありません。
領土不拡大原則の蹂躙! ところが、ソ連のスターリンは、米英首脳とのヤルタ会談(1945年2月)で、対日参戦の条件としてソ連への千島列島の「引き渡し」を要求し、米英もそれを認め、密約を結んだのです。これは、「領土不拡大」(1943年のカイロ宣言など)という戦後処理の大原則を踏みにじるものでした。

この主張があとからのこじつけであることは、サンフランシスコ会議における日米両政府代表の言明やその後の国会答弁で明らかです。
「南千島は千島にあらず」では領土問題解決不能! 吉田茂・日本政府代表の発言(1951年9月7日)…「日本開国の当時、千島南部の二島、択捉、国後両島が日本領であることについては、帝政ロシアもなんらの異議を挿(は)さまなかった」「日本の本土たる北海道の一部を構成する色丹島及び歯舞諸島も終戦当時…」つまり、日本代表の吉田氏自身が、日本が放棄する千島列島には、択捉、国後が含まれるという演説をしているのです。ダレス米国代表の発言(1951年9月5日)…「第二条(C)に記載された千島列島という地理的名称が歯舞諸島を含むかどうかについて若干の質問がありました。歯舞を含まないというのが合衆国の見解であります。」 これは、講和会議のさい、日本政府が「歯舞、色丹は千島ではない」と主張したためですが、それ以外は千島列島だという見解を示したものです。「南千島は千島にあらず」という日本政府の立場では、択捉・国後でさえ、道理をもって要求できる論立てにはならないのです。

 サンフランシスコ条約批准国会が示すものは
 さらに、サンフランシスコ条約の批准国会ではどうか。外務省・西村熊雄条約局長の答弁…「条約にある千島列島の範囲については、北千島と南千島の両者を合むと考えております」「この千島列島の中には、歯舞、色丹はこれは全然含まれない。併し(しかし)国後、択捉という一連のそれから以北の島は、得撫(ウルップ)・アイランド、クリル・アイランドとして全体を見ていくべきものではないか」(1951年10~11月)
 西村局長の笞弁は、南千島、北千島と分ける道理はない、択捉、国後以北の島は全体として千島列島を構成するというもの。「南千島は千島にあらず」という論立てが成り立たないことを、政府自身認めていたのです。不当なサンフランシスコ条約の見直しこそ必要!ソ連の不当な領土併合という根本問題を避けて、サンフランシスコ条約の前提に縛られている限り、領土問題の解決ができないのはこうした経過からみても明らかです。

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