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2011年3月 4日 (金)

一般質問原稿 2.国民健康保険税の値下げについて その3

2.国民健康保険税の値下げについて その3 (1回目)
 12月議会の続き、第3弾です。
 国民健康保険は従来自営業者、農漁業者が中心でしたが、自民党、公明党政権による政治の失敗で失業者が増大、現在国保の加入者の過半数を無職者が占めています。
 さらに、1979年度で64.2%負担の国庫支出金を、2007年度では25%にまで減らし、国民健康保険の会計を赤字に陥らせています。国民生活中心に政治を変える必要があります。
 福生市では2003年から連続4年間の国保税の値上げで、収納率を毎年下げていましたが、値上げを中止することがわかった2006年(平成18年)度から収納率が回復し始めました。ところが介護保険分の引き上げにより収納率が再び低下してしまいました。平成21年度の現年分の収納率では26市中最低の26位、83.86%にまで落ち込んでいます。
 滞納者数ベースで約98%が400万円以下の世帯の者が滞納に占めています。金額ベースでは95%を占めています。昨年4月に軽減措置が改正されましたが、改正直前での6割の軽減の方を見ると、軽減対象の方については納税されているようであるとの答弁もいただいています。これからも分かるように、値上げをするのではなく、値下げにより払えることの出来る税とし、収納率を上げる努力に注力すべきです。
 合わせて、国に対して国庫支出金を元のように戻すことを、強く要請することこそが急務です。
 国保の赤字を埋めるために、各市町村は一般会計から国民健康保険に繰り入れていますが、平成21年度で一人当たり福生市21,376円、瑞穂町36,924円、羽村市37,721円と羽村市との比較で、16,345円も差があります。
 繰り入れを羽村市並に増やせば、国民健康保険税を一人1万円を引き下げるのは、決してむりなことではないことが分かります。しかも、2月18日付けの赤旗に、お隣の羽村市が一人当たり3,350円の値上げとなる国民健康保険税の値上げを見送り、現行の税・率で据え置くことを決めたとの報道がありました。
 国保運営協議会の答申通り、無慈悲に値上げを、私以外の全議員、正和会、公明党、市民派未来クラブ、生活者ネットワーク、民主の会派の賛成で、昨年成立させ、子育て真っ最中の層等に重い値上げを押しつけたのとは大違いです。
 昨年4月の値上げには、所得階層で173万円以下の低所得層には配慮があるのですが、所得173万1円を超えた層には10%もの値上げになり、200万円9.7%と、年収ベース312万円、443万円とまさに、子育て真最中の年収の層に値上げの負担が集中することです。所得300万円~400万円の層でも値上げ率は8.8%と過酷となっています。逆に、所得が増えるほど値上げ率を抑え700万円以上は7.3%、上位所得層は更に値上げ率0%と不公平な値上げのため、ただ一人私が反対した訳です。
 福生市には一人当たり三多摩上位のため込み金、総額で52億円があります。
 暮らしが大変な今だからこそ、一人当たり1万円の値下げの実施でこたえるべきです。国保の加入人員は約2万人ですので、2億円で実施出来ます。
 すでに、第一陣として市民から寄せられた同趣旨の署名を市長に提出しました。
 3月議会で良いお返事がいただけなければ、引き続き6月議会に向けて署名を展開し、必ず実現したいと考えています。お考えをお聞かせ下さい。

議長 8番奥富
2.国民健康保険税の値下げについて その3 (2回目)
 国民健康保険を取り巻く状況は引き続き、大変厳しいものとなっていることは、十分承知しています。合わせて市民の置かれている状況も過酷な状況にあります。
 だからこそ、隣接する市町村が同じような状況の中でも、必至に市民を支えています。お隣の羽村市では法人市民税の大幅な減収の中でも、今回値上げを見送りました。
 隣接市町村のように、市民に暖かい政治がなぜ、福生市に出来ないのでしょうか?
 独立会計の原則、受益者負担の観点からも大変難しいとのことですが、隣接する市町も同じ条件の中でやっていて、どこが違うのか、お聞きしたい。

議長 8番奥富
2.国民健康保険税の値下げについて その3 へ (3回目)
 独立会計の原則、受益者負担の観点からも大変難しいとのことですが、隣接する市町も同じ条件の中でやっていて、どこが違うのか、お聞きしたい。

 平成22年度に国民健康保険税を値上げしたわけですから、平成22年度は保険税収入は最下位ではないと思います。医療費は健康に留意する市民が多いこと、福生市が長年にわたって健康診断を始め、健康維持、管理に努めてきた成果ではあります。
 冒頭にも申しましたが、滞納者数ベースで約98%が400万円以下の世帯の者が滞納に占めています。金額ベースでは95%を占めています。昨年4月に軽減措置が改正されましたが、改正直前での6割の軽減の方を見ると、軽減対象の方については納税されているようであるとの答弁もいただいています。これからも分かるように、多くの市民は、払わないのではなく、払えない現状がある。福生市に限らないことですが、国民健康保険税が高すぎるのです。支払える保険税にする必要があります。
 幸いにして、今年4月24日投票で市議会議員選挙です。議員の皆さんは市民の審判をいただきます。この答えは市民が出して下さることと信じます。
 値上げをするのではなく、払える国民健康保険税に出来るように、せめて、当面一人1万円の引き下げをするよう要望して、

つぎに移ります
3.福祉バスを市民だれもが乗れるバスにすることについて

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